ビジネスEXPO | 2018 出展への道程 第1話「パブリックが考えるスマートオフィスとは」


皆さん、こんにちは!
営業部の松井です。

今年もこの季節がやってまいりました!
道内最大級のビジネスイベント「ビジネスEXPO」が11月8日(木)・9日(金)に開催されます。
32回目となる今回は「アイディアを創造し、未来へ発信する」がテーマです。
もちろん!パブリックリレーションズは今年も参加・出展いたします!

このブログでは、今年のビジネスEXPOに向けての活動を随時報告していきたいと考えていますが、その前に少しだけ、弊社が参加した過去のビジネスEXPOについてご紹介させてください。

パブリックリレーションズでは
「自分たちの技術で何か面白いことができないか?」
「社会を変える新しいアイディアを生み出せないか?」
「どうしたらご来場の皆様にご関心をもっていただけるか?」
という視点を持って出展してまいりました。

3年前の出展は、数十台のタブレットをタイル状に組み合わせた大型ディスプレイに映像を映し出すシステムと、ブース内でドローンを飛ばすという冒険が注目を集めました。その様子は日経新聞の記者さんが取材してくださり、日経新聞北海道版に写真付きで掲載されました。

 

 





2年前の出展では、ITによる農業の改革をテーマにしました。ブース内にビニールハウスを建てて野菜植え、IoTによる育成環境モニタリングと自動制御を実演しました。会場に畑を再現するという試みはご来場の方々の興味をひき、ありがたいお言葉を多くいただきました。

 

 





昨年の出展はディープラーニング(深層学習)を使ったAI(人工知能)でした。既にニュース等でAIという言葉は多く登場しており、馴染みのある言葉になってはいましたが

「でもAIなんなの?どういう仕組み?」

と聞かれると返答に困る……。
それならばAIが学習して問題を解く様子を「見える化」しちゃおうか?と、何も知らないAIが迷路をゴールする方法を学ぶ過程を展示いたしました。
ご来場の方々から「面白いですね~」「すごい展示ですね!」とお声を掛けて頂き、大きな充実感を得ることができました。

 

 





パブリックリレーションズでは、ITトレンドの先端を見据えつつ、回を重ねるごとに展示内容を充実させてきました。
今年は「面白い!すごい!を実際に皆様のお手元にお届けする!」を目標に、社内の有志メンバーが活動を始めています。

この連載は、開催が11月8日(木)に迫ったビジネスEXPOに出展するため集ったメンバーの奮闘を3ヵ月間にわたってレポートしてまいります。

EXPO当日に実際の展示をより楽しんでいただける内容となるよう、腕を振るってまいりますので、皆様どうぞお付き合いください!

今回は、プロジェクト発足からブースイメージの決定までをご紹介いたします!

毎年、EXPOプロジェクトの参加メンバーは有志によって構成されています。
メンバーが通常業務で従事するプロジェクトによっては、社外に出ている場合もあり、全員の予定を調整して顔を合わせた会議をするのは困難なことです。

そこで、今回は「Slack」にエキスポ専用のチャンネルを作成し、そこで議論を進めることになりました。Slackは弊社エンジニアが以前より利用していいたチャットコミュニケーションツールです。(※Slackはテキストチャットの他、文書や画像のやりとりを効率的に行える世界標準のチャットツールです。業務で安心して使えるLINEのようなものとご想像ください)

Slackのエキスポ専用チャンネルでは活発な議論が行われました。

エンジニアが話す技術的で高度な議論に放り込まれた営業部の私は、少しだけビクビクしつつ、自分の力を発揮できる展示ブースのイメージ作成に邁進します。

私がブースイメージの画像を作成している間にも、Slack上でエンジニアたちの議論が続きます。

「スマートスピーカーと顔認証を使った受付の自動化はどうか」
「いやいや、混雑したEXPO会場ではWifi接続が安定しないんじゃない?スマートスピーカーはWifi必須でしょう?」
「でもブース内にクラウドサービスのクローンサーバを設置すれば実現できるんじゃない?」

「顔認証とセンサーを使って、出社した人を認識してその日にやらなければいけないタスクの準備をしてくれる秘書的なAIなんてどう??」

「方向性を変えて、圧力センサーとプロジェクションマッピングを使ったバーチャルキーボードも面白いよねー」

と、活発な議論が続いています。

中には、こんな意見もありました。

「“オフィスユニット”みたいなのはどう?」

チャット越しながら、画面の向こうでメンバーが固まっているのが分かります。
Slackチャット上訪れる突然の静寂。

そして、各メンバーから同時に投稿される

「なにそれ?」

発案者の説明を聞いてみると、こんなイメージだそうです。

「テーブルやPC、モニター、空調とか、オフィスで必要なものを2畳くらいのカッコいい箱に詰め込んだボックスみたいなやつ。まるまるワンセット、運搬可能な感じで。利用者がとことん快適に仕事に集中できる空間を提供するってコンセプト良くない?」

オフィスを持ち歩くという考えには驚きました。

手前味噌ながら、こんな常識にとらわれない発想をする社員がいてくれるのは、営業として頼もしい限りです。(お得意様とお話するときのネタにしちゃったりしています)

Slack上ではさらに議論が続きます。
実現可能性、先進性・新規性、トレンドをつかんでいるのか?
様々な観点で検討が重ねられます。

決まりかけたアイディアが、その日の夜にニュースで取り上げられた新しい情報によって無価値だと分かり、振り出しに戻る事態も何度かありました。

それでも有志メンバーはめげません。私もめげません!

そんな中、一進一退の議論から共通するひとつのキーワードが浮かび上がってきます。

 

 





「スマートオフィス」です。

メンバーの議論は、自然とスマートオフィスに収束していきました。
何かが生まれる、議論が成熟するときというのは、こういうものなのかもしれません。
まとまったアイディアはこんな感じです

腕につけるバンド型のライフロガーを利用して……

 

 




・スマートエントリー

ライフロガーを付けている人だけが、ドアの開錠が可能となる……

・勤怠管理

ライフロガーを利用して社員の……

・健康管理(AIの時代、逆説的ですが優れた人財は最重要です!)

これらを組み合わせて、面白くて、便利で、快適なものを作ろう!と、メンバーは盛り上がります。

 

 

 

 

最近は、鍵を使わずに扉の開錠をするシステムが増えてきているように感じます。
とても便利です。鍵がなければ、鍵を紛失する心配もありません。

また、社員のストレスチェックが定期的に実施されるようになるなど、従業員の健康に関する企業の責任も問われる時代になりました。

未来の話じゃなく、いま手が届く、みなさんにお届けできるソリューションとして、近未来のスマートオフィスを目指すことになりました。個別に煩雑な管理をすることなく、それらが統合されたソリューションとして、相乗効果を発揮するシステムです。
「展示内容が決まった」と安心することなかれ、ビジネスEXPO出展に向けて、これからが本番です!
アイディアは固まりましたが、これがカタチになるまでまだまだ解決しなければいけない問題がたくさんあります。メンバーはどのようにそれを乗り越えていくのか!?

続きは次回のレポートで!

 

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