IT技術が開く野生動物との共存の道


福島県の会津大学のコンピュータ構築学講座で開発された「野生動物検出システム」の実証事業が進められているそうです。

 

その実証事業のなかで実際にツキノワグマを自動検出して追い払っている動画が撮影され、大学のホームページで公開されています。

 

システムの概要は、動く物体をカメラが捉え自動的に撮影を行い、撮影した写真をAIがツキノワグマであるかどうかを判定し、ツキノワグマだった場合には強い光とサイレン音でクマを追い払い、利用者にはメールで検出を通知するシステムとのことです。

 

公開されている動画を拝見しましたが、実際にクマが驚き、逃げて行く様がありありと映し出されていました。

 

もっと詳しいシステムの概要については同大学コンピュータ構築学講座の齋藤研究室のホームページにて公開されています。

 

システムとしてはまだ実証段階のようですが、この様な素晴らしいシステムが安価で導入出来るようになれば、野生動物と人間の不運な遭遇や、野生動物による農作物などの被害を減らすことが出来るようになるでしょう。

 

狭い日本の国土では野生動物ために大きな公園を作ることが実質的に不可能ですし、野生動物の保護を考えるのであれば、うまく共存して行く以外に道はなさそうです。

 

AI等のIT技術の発展が人間以外の動物たちにも、その恩恵を与えてくれることでしょう。

 

会津大学:本学齋藤寛上級准教授らが「野生動物検出システム」の効果を実証(動画公開のページ)

 

会津大学 コンピュータ構築学講座 齋藤研究室(詳細概要資料公開のページ)

 

 

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