「...夏が存在しなければいいのに!!」
「我慢しろよ...」
「まず、夏が無いと作物が育たないし...」
「そもそも地球は自転していて…」
「いやそれは分かってますよ!分かってますけど!でも夏は暑いじゃないですか!暑いと暑いじゃないですか!今年はマスクでもっと暑いんですよ!マスクって何ですか?拷問ですか?暑さを武器としてそれを助長する戦略的な補助装備を自らに課して...」
…筆者、夏生まれなのに夏に果てしなく弱いため最近の通勤中は大体こんな心の声や世間の声と対話し続けています。
とはいっても夏の暑さに限らず、新型コロナが日々を生き辛くしているという事実は皆さんも感じているのでは。
これに関してはどうしようもないし、どこに責任を向けても仕方ないんですけどね。
「だったら新型コロナが存在しない世界に行けばいいんじゃないですか?」
「いやそんな世界あるわけ...???」
「「そうだ、ドラマ、観よう。」」
こういう経緯で最近はテレビドラマの世界に週5日(5作品)、身を置く生活を続けています。このフィクション世界に新型コロナは存在しません。素晴らしい。
フィクションというと小説や映画など創作物全般に当てはまりますが、1時間という決まった時間かつ家で気兼ねなく楽しめるという点で、テレビドラマは気軽に楽しめ浸れる媒体なのではと個人的に思ってます。
ちなみに今期筆者一番のお気に入りはTBS系列、金曜22時に放送されている
「MIU404」
綾野剛・星野源のW主演!「逃げ恥」「アンナチュラル」の野木亜紀子脚本!「アンナチュラル」の制作スタッフが再集結!主題歌に米津玄師!などなど放送前から話題に事欠かなかったこの作品ですが、いざ見始めると本当に面白いです。社会問題に切り込む題材や観衆への強いメッセージ、演者迫真の演技やアクション、徐々に明らかになる伏線、完璧なタイミングで流れる主題歌…語るのはこれくらいにしておくとして。
物語自体は初動捜査のプロである機動捜査隊(以下機捜)が事件解決を目指していくもので、タイトルも機捜を指す「Mobile Investigative Unit」の略称である「MIU」、機捜隊員である主演2人が乗るパトロールカーを表すコールサイン「404」にちなんでつけられている…
とのことですが、筆者にはタイトルから気になることがもう一つ。
パソコンを開いていてこんなメッセージ、見たことありませんか?
「404 Not Found」とは上記の通り「このページは存在しません。」という意味を表しており、入力したURLが間違っている、サイト運営者が既にURLを変更している、そもそもページが削除されているなどの原因で起こります。この「404」は「HTTPステータスコード」と呼ばれ、他にも「205」「500」などページの状態に基づいて数多く存在します。Web業界で働く我々にとっては馴染みの深い用語なのですが…
これが派生してか、世界の英語辞書の中には「404」が類似した意味で記載されているものがあったり。
ex. My watch was 404 yesterday.(昨日、私の時計がなくなった。)
He's so 404 that he wouldn't know how to do something so simple. (彼は無知だからこんな簡単なことも分からないだろう。)
同ドラマでも「忘れられた、消された、見つからない」ような題材を数多く扱っていたりと、各方面で「404 Not Found = 存在しない」という意味合いで用いられていることをよく見かけます。
現に今週放送される同ドラマのサブタイトルがド直球に「Not Found」だそうです笑
そんなこともあり、筆者もいつもに増して金曜日を待ち遠しく感じています!
Web用語がこのように派生し、世に広がっていくのは面白いですね。
背景を知ることで、日常がちょっぴり豊かになるような各業界の専門用語をもう少し探してみたい次第です。
最近ますます「COVID-19 is 404」な世界に逃避している筆者がお送りしました。
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