リモートワーク(在宅勤務)を考える
(ロボットがあればという仮定を排除しています。)
今日(2020/6/1)の日経新聞1面トップに緊急事態宣言の解除を受けた「社長100人アンケート」の結果が掲載されていた。
国内に工場を持つ企業の7割がサプライチェーン(供給網)の見直しを図り、全体の9割がテレワークを継続するらしい。
コロナ禍による企業のニューノーマル(新常態)を探る動きが活発化しそうだ。
オフィスワークでは、会議、会社訪問、入社試験、面接や、パソコン作業など、必要な設備が整ってさえいれば、あらゆることでリモートワークは可能となる。
但し特殊なハード(機械)を使う作業で、自宅でそのハードが用意できない場合はリモートワークは難しい。
会社以外の色々な職業や業種のリモートワークへの適性だが、、、
1.競馬、競輪は現時点でもリモート観戦可能だが、レース会場まで行く方が臨場感がある。スポーツ観戦やコンサート、芸術品の鑑賞なども出来れば現地へ出向きたいものだ。
2.警察官は、道案内や町内の見廻りくらいならリモートでも良いかもしれないが、リモートでは出来ない(困る)ことがたくさんある。
3.焼き芋屋さん、熱々の焼き芋を手に入れたいのなら、リモートでは無理。
近頃は「冷めてもおいしい」がウリの品種もあるらしい。
4.裁判などもリモートで出来そう。
5.医者はある程度リモート可能かもしれないが、看護師は問診くらいしかリモート出来ないんじゃないかな?
6.ツアーコンダクター、出来ると言えば出来る。
7.建設作業員、無理だろうなー。現場監督は出来るかもしれないが。
8.家庭教師は出来そう。だが、保育士や義務教育の教師はリモートではない方が良さそう。
9.俳優や女優、CG技術の向上により、もしかしたら生身の役者は不要になるかも?
10.整体、マッサージ、これは全く無理。
もちろん、これは個人的な考えなので、違う意見もあるだろう。
リモートワークの長所としては、
1.通勤時間が不要。
2.急な割り込みがなくなり、他者による時間の搾取から解放される。
3.気が合わない人との接触の機会を減らすことができる。
4.自分のペースで仕事が出来る。
5.喫煙者は喫煙場所まで行かなくて良い。
などがあげられ、
対して短所は、
1.拘束される通勤時間だからこそ捻出できた時間を有効活用する機会がなくなる。(しっかりと自宅で時間をとれば良いだけたが)
2.急な打ち合わせが難しいことで、状況変化による素早い決断の機会が失われる。
3.他者との交流による連帯感と創造性が欠如し、知識や技術の継承などの機会が失われる。
4.規則正しい生活リズムの維持が難しくなる。
5.喫煙機会が増え健康を害するリスクが増大する。
などが考えられる。
これから、リモートワークが当たり前になっていくかもしれない。
しかし、リモート会議ツールに部外者が乱入したり、リモートデスクトップサービスが利用者増大のために、一時的に繫がりにくくなったという事例もあった。
弊社でもリモートワーク支援のサービスを立ち上げたが、使い方次第で毒にも薬にもなる。
この新しくとってもスマートな働き方は、使うべきケースを慎重に考えて適用していきたいものだ。
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