ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げがまたちょっと延期されて、12/25のクリスマスになりました。
今では満身創痍のハッブル宇宙望遠鏡が撮影したウルトラディープフィールドの写真を初めて見たときは衝撃でした。
わずか10センチ四方くらいの領域に、無数の銀河が写っていて、その1つ1つに数千億の星々があると考えると、宇宙ってどんだけ広大なんだと心躍ったものです。
そのハッブルに代わるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。史上最大の望遠鏡が何を見つけてくれるのか今から楽しみです。
打ち上げの成功、宇宙での展開が成功することを心から祈っています。
そんな宇宙の神秘にも引けを取らない身近な謎、人間の脳細胞が今回のお話です。
脳細胞の塊にゲームを教えた結果
先日、シャーレの中で培養した人間の脳細胞にゲームを教え、実際にゲームをプレイさせることに成功したという衝撃的なニュースがあったのをご存知でしょうか?
まず、ips細胞から脳細胞を生成し、電気信号で刺激を与えることで学習させていきました。
学習させたのはPongというゲーム。ファミコンが出るより前にあったテニスのビデオゲームのような単純なゲームです。
学習させた結果、既存のAIシステムでは最低でも90分は学習する必要があるところ、なんとたった5分でゲームを理解し、実際にプレイできるようになったそうです。
倫理的にどうなんだって気はしますが、AIの可能性を大きく変える可能性を秘めた成果ではないでしょうか?
まあ、これをAIを呼んでいいのか微妙なところですが、人工的に作った知能ということではAIと呼べるでしょう。
弊社でもAIを使った取り組みを行っておりますが、学習に大変、時間がかかっています。
そして、学習結果が自分たちの意図したものになっているか確認することもなかなか難しく、苦労している部分ではあるので、すぐに結果がわかるというのはなかなか魅力的なことだと感じます。
ips細胞から脳細胞を培養するなんて、一般企業には難しいことですが、将来、どうなっていくのか楽しみですね。
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