何事もカタチから入る金森子です。
弊社のブログをお読みになっている方ならご存知かも知れませんが、昨年末、社内にダーツ台が設置されました。
ダーツ好きの社員が用意(ダーツ台に付いてた?)したダーツの矢を使って、しばらくは息抜きをしていたのですが、こういうモノって手に入れたくなってしまうんですよね。
夜な夜なダーツ情報サイトを眺め、通販サイトを眺めて、、、買ってしまいました。
My矢
社員に「バレルがどうの」「フライトがこうの」と買ったことを自慢してたら「3Dプリンターで作れば良かったじゃん」と。
なぜその発想が出てこなかったのか。
悔しかったので、前回の「.stlファイルを自由に作れてこその3Dプリンターでしょう!」の続き、My矢を立てるスタンドを「.stl」ファイルで作ってみよう、のコーナーにしてみます。
現在はフライトを買った際についてきた透明な台を利用しているのですが、この部分をどうするかを考えます。
ネットで調べながら、どんなのモノを作るか簡単にデッサンしてみました。
こういった形のものが売られているようです。重りに3つ穴が開いているだけのものもありますが、なかなかシンプルで機能美です。
とりあえず、stlファイルを作れるフリーソフトを探して「Blender」をインストールしました。
CADという選択肢もあったのですが、今回はあえての「Blender」です。
調べるとかなりサイトがあるようなので、インストール方法や基本動作についてはそちらにお任せして、さっそく色々試していきましょう。
起動するとこの画面。Cubeが鎮座しています。
今回はこのCubeを伸ばしたり凹ませたりして形を作って行きたいと思います。素人ですので、色々試行錯誤しながら進めていきますが、もっと簡単な方法もあるはずです。熟練さんにとってはイライラするとは思いますが、「こんな時もあったな」と温かい目で見ていただけたら幸いです。
「Modeling」タブを選択して、
「移動」を選択して、
Cubeの1面の頂点(四隅)を選択して、赤い矢印をクリックしてその矢印の方向にドラッグすると、、、
みょーん
同じように、側面の頂点(四隅)も選択して、みょーんします。
厚ぼったいので
みょーんの逆をして薄くします。(回転してしまっているので、角度が変わってしまっていますが、ただ薄くしただけです)
お次は
「ループカット」を選択して、伸ばして薄くしたCubeをぶつ切りにしていきます。
ザクザクぶつ切りにしてあげました。
上面にあるひとつの頂点を選択して、キーボードの「Delete」キーを押します。
削除ダイアログが表示されますので、そのダイアログで「頂点を溶解」を選択すると、、、
頂点が8つの面が出来ました!
さらに周りの辺を溶解させて、頂点が4つの面を作ってみました。
面が出来上がったら
「面を差し込む」を選択して、先ほど作成した面の4つの頂点を選択すると、
黄色いマチ針のようなピンが出てきました。そのピンをクリックして下にドラッグすると、ドラッグした分、、、
面の中に小さな面が出来ました。その面の4つの頂点を選択したまま、
移動を選択し、面を上にみょーんします。
こんな突起が出来ました。
この突起の上面を、先ほどと同じように面を差し込みつつ、
下にみょーんして、
それをもう2つ作ります。
こういった造形はCADの方が得意そうですが、なんとなく形になってきたのではないでしょうか。
デッサンしていたカタチと全然違うのはご愛敬です。
3つの突起上部にある穴に、矢の先端(チップ)を差して矢を立たせる。だけであれば、この状態で終了してもよさそうですが、ここからひと手間加えてみます。
「ファイル」-「インポート」-「Stl」と選んで、3Dプリンターについてきたサンプルモデルを選んでみます。
カッコ良かったモデルを2体選んで「STLをインポート」ボタンをクリックします。
踏み潰されてしまいました(汗
移動、拡大縮小、移動、拡大縮小、回転、移動、、、といった微調整を繰り返して、
カッコよくなったんじゃないでしょうか!
、、、早くこういったモデルを作れるようになってみたいものです。
今度は逆に「ファイル」-「エクスポート」-「Stl」と選んで、作成したモデルを書き出してみます。
Windowsのエクスプローラーで「3Dオブジェクト」として認識されているようです!
書き出されたファイルは37.1MBの大きさで、元になった2体はそれぞれ19.5MBと17.6MBだったようなので、自分が作成した部分は、、、?
無きに等しいほどのモデルなんですね(笑)
次回はこの「stl」ファイルをスライスして、どんなものが出来上がるのか?
ドキドキです。
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