AIで音のない世界?


AIが発達すると音を消すことができます。

いきなり何言ってんだと思うかもしれません。

音とは

音というのは空気が振動して伝わる現象です。
この振動は言い換えると波と言えます。
波には山と谷の部分があり、山(谷)の頂点から次の山(谷)の頂点までを1サイクルと定義したものを位相と呼びます。
また、音の高低は、位相の幅で表されます。
位相の幅が狭い、つまり山と山の間隔が短い方が高く、幅の広い方が低い音になります。

 

音を消すには

同じ位相で山と谷を反転したものが合わさると、波と波が打ち消し合い、山も谷もない平坦な状態になります。
それはつまり、空気が振動していないのと同じで、音がない状態となります。
ノイズキャンセラーとかノイズキャンセリングイヤホンというものはご存じでしょうか?
周囲の雑音を消し、イヤホンから流れる音楽の音をクリアしたりしています。
これらはこの位相の反転を利用した技術が使われています。
音楽を流すと同時に、周囲の音を集音し、それと逆位相の音を出して、雑音を消しているわけです。
他にも高速道路の壁にも同様の技術が使われているところもあるようです。
車は高速になればなるほど走行音も大きくなるので、このような技術で騒音を抑えるようにしているようです。
逆に、山と山の位置が同じ正位相の音を組み合わせると、音を増幅することができます。
雑音を消しつつ、救急車や踏切の音だけを増幅するということもできるのです。

 

AIでの消音

さて、ここまでくればAIで音を消すということがどういうことかわかってきたと思います。
現在は集音してから逆位相の音を出すという順番ですので、タイムラグが発生するため完全に音を消すことはできません。
しかし、AIを使って事前に正確な予測ができるようになったとしたらどうでしょう?
また、消す音、消さない音をAIによって取捨選択できるようになったらどうでしょう?
補聴器を使用している人が、周りの雑音まで大きくなるから付けるの嫌だという話を聞いたことがあります。
AIで不要な音、必要な音が判別できるようになれば、補聴器の品質ももっとよくなっていくでしょう。
他にも学術的分野での活用として、例えば、希少動物の調査などを行う場合、そこに居そうだとわかっていても存在が
確認できないというのはよくあることだと思います。
そこで、風の音や草木のざわめき音を消し、小動物の声を増幅するようにすると姿は確認できなくとも、
どんな動物がいるのか推定することができるようになり、研究の効率があがるといったことが考えられます。

電車の目の前にいるのに電車の音が全く聞こえない、そんな時代が来るかもしれません。

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