自律型マルチドローンを活用した調査能力がすごい!


 

水族館でお馴染みのかわいいペンギンたちですが、地球温暖化等の影響により個体数が減っている種があって、中には絶滅危急種に指定されているものもいます。

 

そんなペンギンたちを絶滅から救うためにも人間が調査・研究していますが、南極に住むペンギンたちの調査は他の地域に比べても非常に困難なことは容易に想像がつきます。

 

ペンギンの個体数の調査方法ですが、餌を取る際に海に潜っているペンギンの数を数えることはほとんど出来ませんので、巣作りの期間にペアとなっている個体数を数える方法が一般的のようです。

 

その具体的な調査方法ですが、南極のあるコロニーの調査には空撮した写真から個体数を数える方法で行われています。

 

このコロニーには2平方キロメールにも及ぶ広い面積の中に約300,000羽のペンギンが生息しているそうですが、ドローンを使用する前はヘリコプターを使っての調査だったそうです。

 

ですが、ヘリコプターでの調査は非常に高い費用が掛かり、ペンギンたちを驚かせてしまうリスクもあったそうです。

 

ドローンが投入されてからは調査に掛かる金額と騒音等の問題は解決されましたが、時間的にはヘリコプターを使うより沢山の時間を必要とし、2日間も掛かってしまっていたそうです。

 

その理由は寒さを我慢しながらコントローラを操作して調査を行わなければならないことと、寒さのためバッテリーの消耗が厳しく1度の調査ではわずか12~15分程度が限度だったからです。

 

ペンギンの調査に加わったスタンフォード大学の研究者は自律型のドローンを複数台使用することで、この調査時間を一気に約3時間まで短縮することに成功しました。

 

2~4台の自律型ドローンにはそれぞれに経路計画のアルゴリズムが組み込まれ、人間による操作が不要になり、効率よく調査することが可能となったのです。

 

この素晴らしい技術はその他の動物の個体数調査や交通監視、山火事の追跡、放牧地の調査など様々ところに応用されているようです。

 

今や様々な撮影にドローンは欠かせないものとなっていますが、まだまだ色々な可能性がありそうです。

 

ニュースリソース : スタンフォードニュース

 

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