デジタル庁の創設が話題になっている。
平井デジタル担当相が記者会見で「コネクテッドワンストップ、ワンスオンリー、デジタルファーストをどう進められるか全力を挙げたいと思う」と発言されてました。
自分はこんな仕事をしていながらあまり横文字に強くないので、「なんとなくわかるけど実際よくわからない」状態。良い機会なので調べてみることにしました。
政府は10年くらい前から「電子政府」と称して行政の手続きのインタフェースのオンライン化に取り組んできました。
「電子政府」の発展形として「デジタルガバメントの実現」ということで数年前からデジタル・ガバメント実行計画を策定しています。
その中でデジタル化3原則として先に出た「デジタルファースト、ワンスオンリー、コネクテッド・ワンストップ」をうたっています。
【デジタルファースト】
国民が、個々の手続・サービスについて最初から最後まで一貫してデジタルで
完結できる社会の構築。
〇各種手続のオンライン原則の徹底
・手続毎に業務改革(BPR)、システム改革を実施の上、
行政サービスのデジタル化を徹底する
・押印や対面等の本人確認等手法の在り方を再整理
・民-民手続についてもオンライン化に向けた見直しを実施
【ワンスオンリー】
一度提出した情報は再提出不要。バックオフィス連携により添付書類を撤廃。
〇行政手続における添付書類の撤廃
・マイナンバー制度等を活用し、既に行政が保有している情報は、
添付書類の提出を一括して撤廃
・以下の事項の検討と合わせ、添付書類を一括して撤廃するための法案を
可能な限り速やかに国会に提出
・登記事項証明書の提出不要化
・住民票の写し・戸籍謄抄本等の提出不要化
【コネクテッド・ワンストップ】
民間サービスを含め、一か所でサービスを完結。
・主要ライフイベントである以下の3分野を先行分野とし、
民間サービスとの連携も含めたワンストップ化を推進
・引越しワンストップサービス
・介護ワンストップサービス
・死亡・相続ワンストップサービス
数年前から掲げていたデジタルガバメントの実現を加速させましょう、あるいは確実に実現させましょうという方針でデジタル庁を設立したということがよくわかると思います。
今後、政府の思惑通りに事が運ぶのであれば、これまで以上の速さでIT化が進むものとして、未来への戦略を立てていく必要があると認識させられました。
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