アイディアが全く浮かばない!!!という時がよくあります。
今です。
「ブログに書くこと」を探し続けて時計の長針が一周しました。
こういった負のループに陥ると経験上思考を重ねた所で確実に解決しません。
ちょっと別のことを考えましょう。
皆さんはアイディアが浮かばない時、どうしてますか?
自分は一旦考えるのをやめて、全く別の作業をすることが多いです。
そうするともう一度戻ってきたとき、案外スッと解決策や良い案が閃く時が稀にあります。(それでも浮かばない!ってことも多いのですが)
大体どうしてこんなに悩んでたんだろう?ってくらい簡単なものだったり、それまでの葛藤が嘘のように作業がサクサク進むもので。
あんまり考えすぎるのもよくないってことですね。
ということで別のことを考えましょう。
そういえばこういった負のループ状態、割と音楽家や画家といった芸術家の方々には日常茶飯事みたいです。
例えばあの人気音楽ユニット「スキマスイッチ」のお二人の楽曲の中には、歌詞が思い浮かばない自分の気持ちをそのまま綴ったというものが実はあったりします。
それがこちら。
何を隠そう、2006年に「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」の主題歌として書き下ろされた「ボクノート」です。
同国民的アニメの主題歌であることや、この楽曲で紅白歌合戦にも出場していることからご存じの方も多いのではないでしょうか。
こんな名曲が、「アイディアが浮かばない…」現象から生まれたとは驚きですよね。
とはいえ改めて冷静に歌詞を読んでいくとその時の葛藤が良く見えてきます。
”思いを綴ろうとここに座って言葉探してる”
”考えて書いてつまづいて消したら元通り”
”12時間経って並べたもんは紙クズだった”
いやー、とても分かりますね、、、共感しかないです。
筆者も趣味で作詞をすることがあるのですが、個人的に詞って本当に「ある日突然降りてくる」もので。
降りてきたらもう一直線に書き上げられたりするんですよね。降りてくるのがいつなのかは分からず。
同じにしていいのか分かりませんが、アイディアに関しても「突然閃いた」「突然良い案が降りてきた」途端に物凄い勢いで作業が進んだりします。
まあ裏を返せば閃かない限りずっと闇の中ってことなんですけどね。受験の時の数学なんて、本当にそんな感じでした。
でも正直普段から閃きや感覚頼みで過ごしているのってどうなんでしょうか。
もしかして実は芸術家なのかもしれないです、、、
、、、違います、バリバリ開発の仕事をしています。
余談ですが「プログラミングをしているんだよねー」というと「すっごい!頭使う仕事じゃん!!」と返されることが多いのですが、筆者自身は前述の似非芸術家思考なのもあり、さほどそう感じたことがありませんでした。
「突然良いコードが降りてくる」感覚というか。
とはいえ仕事というのは期限が存在するもので、期限内に降りて来ないのは大問題なわけです。
そんなわけで少しずつ閃きや感覚に頼らずに能動的に頭を使えるような人間にシフトを重ねている日々です。
これ、社会人になってから一番変化したことかもしれません。
というか開発って案外原因を適切に調査していけば閃きに頼らずとも答えって見つかるんですね。
もしかして受験数学なんかもそうだったのでしょうか…。今からでも昔の自分に教えてあげたいです。
そういえば受験数学で思い出したのですが、皆さんは「証明問題」って得意でしょうか。
筆者は受験生時代超がつくほど苦手でした。
「なんで公式として成り立っていることをわざわざ過程を通じて証明しないといけないの!」
これ100回くらい心の中で唱えた気がします。
これも似非芸術家思考に入るのかは分かりませんが、筆者は昔から「とりあえず答えだけ出ればいいじゃん」と思う節がありました。過程がどうであれ。
でもこういった開発の仕事をしていると、例え答えが出た(=プログラムが動いた)としても
・他者にも分かりやすく、見やすいコードであるか
・速度的な問題はどうか
・進捗度合いをプロジェクトメンバーに日々伝えていたか
など過程的な部分が非常に重要だということがよく感じられます。
特に一番上に関して言うと、筆者は詞だったり小説や脚本の執筆だったり昔からライティング系の作業は好きなのですが、
そういう作業をする時って自然に無意識に、伝わりやすさや分かりやすさを重視していたのかなと。
コーディングに関しても無意識に綺麗なコードが書けるまでになれたらそれが成長の証なのかもしれません。
そう考えるとライティングとコーディングって全く二律背反なものなわけでもなく、割と近いとこあるかもと最近は思います。
これも社会人になって大きく変化した価値観ですね。
話は戻りますが、先ほどの「ボクノート」。最後の一行の歌詞は
”探してたものは 目の前にあった”
で終えられています。
結局探してたものって案外目の前にあるんですね。
この共感を呼ぶ結びも、長年この楽曲が語り継がれてる所以なのかもしれません。
とはいえ単なる「葛藤の綴り」から「名曲」を生むのだから、芸術家の方々って恐ろしいです。
筆者が騙れるレベルではまだないようです。
そうこうしているうちに長針がもう一周してますが、ブログの方も何だかいい文章量になってきました。
この文章が冒頭から探していた「ブログに書くこと」だった、という事でお茶を濁しておきましょう。
とはいえ、どう解釈してもこれが「名文」となることはないでしょうね…笑
株式会社 パブリックリレーションズ 〒064-0807 北海道札幌市中央区南7条西1丁目13番地 弘安ビル5階 011-520-1800 011-520-1802