あなたも本が読みタクナル？

　気になるアプリを見つけました。
taknal（タクナル）

　大阪ガスが開発した、新たな本との出会いを作るスマートフォンアプリです。
日経トレンディで紹介されていました。
①お勧めの本と、100文字以内の感想文を登録しておく
②位置情報をもとに、すれ違った人のお勧め本情報がアプリ上に表示される

　外出することでよりたくさんの本と出会うことができますが、
自宅に居ながらでもある程度の件数の情報はキャッチされるので、
自粛生活が続き書店に行きづらい今のご時世にマッチしている気がします。

　書店などに行くと、興味がある分野のコーナーだけ周ってしまいますが、
このアプリだと、様々な分野の本と出会えることができるので、
そこから新たな発見や趣味に繋がることもあるかもしれません。
何回も同じ本と出会うなら、「この本そんなに人気なら、読んでみようか。」となるかも。

　ちなみに、現在の仕様では1km圏内がすれ違いの対象、本のデータベースはGoogle books。
将来的には、アプリから直接本が購入出来たりなど、サービスを拡張していくそう。
ちなみに私は、朝インストールして、行き帰りの通勤で二、三十冊ほどと出会いました。

　私見としては、このような偶発的な出会い（造語でセレンディピティというらしい）・体験を
アプリで実現できるのは、ユーザーにとって非常に貴重なことだと感じます。
求めていることだけ的確に提供するのではなく、
こういうランダム性があったほうが、機械感というか、テクノロジーに操られているような
束縛がなくて心地良さを感じますね。
今後のサービス拡張でも、「本のカテゴリを絞り込む」といった機能などは加えず
いい意味でざっくりとした、でも使いやすくシンプルなアプリで合ってほしいなと思います。