IoTに最適な通信規格は?【第三回】


第3回はBLE(Bluetooth Low Energy)の情報をお届けします。

 

BLEはBluetooth4.0の仕様で策定された低電力で稼働する通信規格となります。


2009年に策定された規格になりますので、仕様自体はかなり古いものとも言えますが、最新のBluetooth規格のベースになっているとも言えます。

 

BLEは省エネルギー、低コスト、単純な構成を目指して策定されたものであり、よりIoT機器の規格として発展するよう作られた規格とも感じられます。

 

省エネルギーの部分ではクラッシックBluetoothのものと比べると約1/10の消費電力に抑えられているため、ボタン電池でも何年もの動作が可能になりました。

 

通信速度はBluetoothバージョン5.0になると125kbps~2Mbpsと幅広いデータレートもっており、通信速度を125kbpsに落とすことでクラッシックBluetoothの欠点であった電波到達距離を最大400mにまで伸ばすことが出来るようになりました。

 

通信距離が長くなったことと消費電力の低電力化に成功したことからIoTの通信規格としての存在価値が飛躍的に高まりました。

 

サイズも小さくすることができ、比較的低価格であるためワイヤレスイヤホンやビーコンなどにも使われています。

 

BLEの欠点は言えばクラシックBluetoothと同様に2.4GHz帯を使用しているため、電波干渉によるエラーや再送信をが影響し、接続不能、通信速度の低下、ノイズの発生は起きてしまうようです。

 

次回は比較的新しい規格のThreadをお伝えします。

 

  お問い合わせ  - お気軽にお問い合わせください - 

  • 株式会社 パブリックリレーションズ
  • 〒064-0807
  • 北海道札幌市中央区南7条西1丁目13番地 弘安ビル5階
メールでのお問い合わせはこちら

  • この記事をシェアする