IoTに最適な通信規格は?【第二回】


第2回はBluetoothについての情報をお届けします。

 

Bluetoothにはその規格により大きく分けてBluetooth3.0以前のクラッシックBluetoothと呼ばれるものとBluetooth4.0以降のBLE(Bluetooth Low Energy)と呼ばれるものがあります。


今回は3.0以前の規格のクラッシックBluetoothを紹介いたします。

 

BluetoothもWi-Fi同様ご存じの方、利用されている方はたくさんいらっしゃると思います。

 

Bluetoothでの接続はスマートフォンとワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカー、ウェアラブル端末などのワイヤレス機器など様々なところで使われており非常に便利ですよね。


自撮り棒などにもBluetoothが良く使われています。

 

Bluetoothの利点ですが、PCとマウス、キーボード等のワイヤレス機器を接続する際には、USBドングルと呼ばれる接続機器をPCのUSBポートに差し込むだけで使えるようになったりと接続も非常に簡単で便利なところです。

 

また1つのBluetooth親機(PCやスマートフォン等)から同時に7台もの子機(イヤホンやマウス)に同時接続が可能と言うのも魅力的です。

 

同じ2.4GHz帯を利用するWi-Fiと比較すると通信距離はWi-Fiの屋外最大数百mに対して数mから数十mと比較的短く、通信速度も1M~3Mbpsと遅いですが、Wi-Fiよりも消費電力は非常に少ないので使い方によっては十分なスペックと言えるでしょう。

 

こんなBluetoothのデメリットもお伝えしておきましょう。

 

先ほどもお伝えした通りWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使用しますので、干渉して接続出来ない、接続が途切れる、通信速度が出ない、ノイズが入る等が発生する可能性があります。

 

Wi-Fiと比べれば通信距離が短いこともデメリットと言えるでしょう。

 

また、接続・切断が遅く、照明などの電源スイッチや、その瞬間に接続が必要なセンサー類の接続には向いているとは言えません。

 

次は上記のデメリット部分も大きく解消されたBLE(Blurtooth Low Energy)をご紹介します。

 

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