Mac で Valet:Webサイトをいっぱい開発している方へ


Mac で Laravel なら Valet しよう

こんにちは OGISHI です。

みなさんのPCにはたくさんのプロジェクトが同居していませんか? それぞれに開発環境が異なっていますよね。
私の場合 Laravel ベースの開発が多いのですが、VagrantやHomestead、はたまたlaradockなどいろいろな環境が混在してきて混乱の極みです。

今回ご紹介するのは、Mac限定ではありますが、いちいちポート番号を振り分けたりhostsに登録したりといった手間がなく、さらに一時的に公開してモバイル向け開発もできてしまう優れもの”Valet(従者)”です。


Valet はMacで開発中のLaravelプロジェクトなどを http://*.test でアクセスできるようにするプロキシーです。

Vagrant や Homestead 、Laradock などに比べ充実した環境というわけではありませんが、メモリの少ないマシンで素早く開発環境を作りたい時には便利です。

例えば複数のLaravelのバージョン違いのプロジェクトがあるとします。

http://laravel-7.test/

http://laravel-8.test/

のようにいくらでもドメインを割り当てることができます。
ポート番号を変更したり、hosts ファイルを書き換える手間がいらないので、複数のプロジェクトを開発しているなら快適な環境になります。

Valet をインストール

ローカル環境に構築するため、PHPとComposer、そしてMySQLなどのデータベースが必要になります。Homebrew を使ってインストールしてください(放り投げ)

ここでは割愛して、Valet のインストールから始めます。

詳しくは
https://readouble.com/laravel/8.x/ja/valet.html
を参照してください。

 

$ brew update

$ composer global require laravel/valet

 

~/.composer/vendor/bin が PATH に含まれていない場合は追加してください。

例えば
$ echo 'export PATH=$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile
$ echo $PATH

 

$ valet install

環境によってはインストールに結構な時間がかかります。コーヒーでも飲みにいきましょう。

※私の場合、インストール途中で止まってしまいました。再度 valet install を実行して、今度は成功しました。

 

インストールが完了したらテストしてみます。

$ ping foobar.test

で通信が疎通していればOKです。

さっそく試してみましょう

Valet するとどうなるの?

私のMacはには実験用 Laravel プロジェクトがいくつかあります。
laravel-vue - vue テスト用
laravel8 - laravel version 8 テスト用

それらは
~/work
フォルダの下に作成していますので、

$ cd ~/work

とした後に

$ valet park

とすると、プロジェクトフォルダが登録されます。

アクセスできることを確認します。

http://laravel-vue.test/

http://laravel8.test/

どちらも正常に表示されました! 便利!

https もOK

Valet は https にも対応しています。

$ valet secure laravel8
として

https://laravel8.test/

にアクセスできます。 すごい!
https アクセスを止めたい場合は

$ valet unsecure laravel8

などとします。

さて、先ほど使った valet park コマンドは、そのフォルダの下にあるすべてのフォルダが対象になってしまいます。

$ valet parked

で登録されたフォルダとURLが確認できます。

特定のプロジェクトだけ Valet してほしいときは link を使います。

その前に、今登録したものは忘れてもらいましょう

$ valet forget


$ valet parked

で空っぽになったことが確認できます。

例えば、私の work フォルダには Laravel 以外のフォルダもありますので、
先の2つだけ登録したい場合は、
それぞれのフォルダに移動してから
$ cd laravel-vue
$ valet link laravel1
とか
$ cd laravel8
$ valet link laravel2
とかします。
するとその名前でアクセスできるようになります。

http://laravel1.test/

http://laravel2.test/

このとき link の後ろに付けるのはフォルダ名じゃなくてもOK
$ valet link <アプリ名>
とすると
http://<アプリ名>.test/
でアクセスできるようになります。

一覧は

$ valet links
で確認できます。

止めたいときは
$ valet unlink アプリ名
です

スマホから見たいですよね?

もう一つ、便利な機能はローカルのプロジェクトを公開できることです。
モバイル向けサイトを開発しているときは特に便利です。

公開したいプロジェクトのフォルダに移動して

$ valet share

とするだけです。
画面にURLが表示されますので、そこにアクセスできます。
止めるのは Ctrl+C です。

ローカルサイトの公開には Ngrok が使われています。Ngrok 最高ですね!

いかがでしたか?

他にも機能がありますが、今回はここまで。続きは公式サイト
https://readouble.com/laravel/8.x/ja/valet.html
をご覧ください。

最近強烈に開発環境をMacに移行したいOGISHIが文字ばかりでお送りしました!

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