こんにちは。今日はちょっと数字のお話をしようかなと。
数字といっても数学とかのお話ではないですよ(笑)
先日(とっても少々前のお話ですが)、アップル社がMac(アップル社のパソコン)に
搭載されるCPUについて自社開発すると発表されました。
(CPUは日本語で中央処理装置といい、コンピューターの頭脳部分にあたります。)
その理由についてはコスト面だとか、自社開発のほうが融通が利きやすいだとか
色々と騒がれていますが、その一つとしてCPUのプロセスルールがあると思います。
プロセスルールとは、CPUの基となる板に配置する回路の太さ(幅)になります。
基本的にCPU自体の大きさは決まっていますので、回路自体の太さが細いほど、
沢山の回路を配置することができますよね。そして回路が沢山あるということは
同じだけの電気を流した時に、より多くの仕事ができるということになります。
逆の考え方をすると、いままでと同じだけの仕事をするのに必要な電気を
少なくできる。とも言えます。
基本的にはプロセスルールの数字が小さくなるほど、省電力・高性能な傾向があります。
ここで先ほどのお話に戻りますが、Macに搭載されているCPUのプロセスルールは10nmと
なっています。nmはナノメートル(10億分の1メートル)のことです。
現在販売されているCPUの主流は7nmで製造されており、
今後AI(人工知能)や5Gといった先端技術で戦ってゆくためには
10nmの製品を使い続けることは技術の停滞(事実上の衰退)を意味してしまいます。
7も10もさほど変わらないのでは?という意見もあるかもしれません。
しかし桁が桁(10億分の1メートル)ですから、2nmの違いが
「たった2nm」ではなく「2nmも」になります。こうなると、
来年には5nmの製品がちらほら出てくるのではと言われている中で10nmでは辛いですよね。
技術の進歩は日進月歩とはいいますが、わずかの停滞が大きな衰退に繋がりかねない例ですね。
ちなみに今私があーだ、こーだと御託を並べているパソコンに搭載されているCPUも7nmの
CPUだったりします(笑)
先ほどもちょっと書きましたが、来年には5nmの製品が出てくるかもしれないという状況で、
技術の進歩から目が離せませんね。
タイトルは7と10となっているのに、最後のほうは5の話になっているような・・・(笑)
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