洋上風力発電は再生可能エネルギーの切り札となれるのでしょうか?


 

2021年11月に開催されていた第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)ですが、余り成果のないまま閉会されてしまったようですね。

 

石油、石炭の利用の削減、電気や水素で走るいわゆるエコ自動車への転換などCO2の排出削減が叫ばれていますが、より多くの再生可能エネルギーの活用が必要となっています。

 

日本でも一時期太陽光エネルギーを利用するメガソーラーの建設がさかんに行われていましたが、現在は固定価格買い取り制度の抜本的見直しによる収益低下のリスクや、建設時の残土処理問題や、建設後の地滑りやがけ崩れなどの問題、山が森等を切り開いた際の生態系への悪影響が指摘されることもあり、以前程の勢いは無くなっているかと思います。

 

2020年時点での太陽光発電が日本全体の発電量を占める割合はわずかに8.5%とのことです。

 

同じく再生可能エネルギーの風力発電は日本全体の発電量を占める割合が0.86%と非常に少ないですが、世界的には風力発電等の再生可能エネルギーだけで全体の発電量の50%以上を占める国もあります。

 

特に再生可能エネルギーの先進国と言われるデンマークでは風力発電だけで全体の47%以上(2019年実績)を賄っているそうです。

 

風力発電には風車が回る際に発生する機械音や体に害を及ぼすと言われる低周波音などの騒音が大きな問題となりますが、そのデメリットを克服したのが洋上風力発電と言えるでしょう。

 

洋上風力発電は文字通り海の上に風力発電機を設置して発電する施設になりますが、騒音問題を解決されたと言う点の他にもメリットがあります。

 

まず、洋上に設置することによって土地の確保が不要になります。日本の様に国土が狭く、海に囲まれた国には非常に優位な点と言えるでしょう。

 

また、今新たなエネルギー源として注目度の高い水素も洋上で生成することが可能です。水素はCO2を発生しないクリーンなエネルギーですが、その生成には大量の水と大きな電力が必要ですが、洋上発電であればどちらもクリアすることができます。

 


さらに、もし万が一生成した水素が事故で爆発した場合でも洋上であることで被害が最小限に押さえられることが言えると思われます。

 

もちろん、洋上設置の難しさや、塩害による設備の劣化、船舶の航行の妨げなど問題も多く残っていますが、技術の進歩とともに問題もクリアされて日本のCO2削減目標に寄与するものと期待しています。

 

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