Laravelの開発環境構築手順を説明します。
今回は最新のVer.8.6.0(執筆時)です。
スムーズにいけば1時間ほどで作成できます。
使用ソフトウェアはこちらです。
・VirtualBox(Ver:6.1)
仮想マシンの作成、管理に利用
・Vagrant(Ver:2.2.10)
仮想マシンの起動、アクセス等で利用
・Git Bash(Ver:2.28.0)
バージョン管理ソフトだが、今回はUnixコマンド実行用に利用
・Composer(Ver:1.10.13)
PHPのパッケージ管理システム
<事前準備>
以下①~④のソフトウェアをインストールします。
①VirtualBox
②Vagrant
③Git Bash
④Composer
<手順>
手順①~⑦を行います。
①Git bashを起動しBox追加コマンドを実行します。
Box追加コマンド実行
vagrant box add laravel/homestead
※途中で聞かれる選択肢は「3」を選択します。
1) hyperv
2) parallels
3) virtualbox
4) vmware_desktop
Enter your choice: 3
②Homesteadをダウンロードします。
環境構築フォルダへ移動(今回は「C:\work\project」を利用)
cd /c/work/project/
Homesteadをダウンロード
git clone https://github.com/laravel/homestead.git Homestead
③必要なファイルを作成します。
Homesteadフォルダへ移動
cd Homestead
初期化コマンド実行
bash init.sh
④Homesteadフォルダに作成されたyamlファイルを編集します。
ファイル編集コマンド実行
vi Homestead.yaml
ファイル内抜粋---------------------------
folders:
- map: ~/code
to: /home/vagrant/code
---------------------------------------------
map部分をソースのルートディレクトリに変更します。
※ 日本語がフォルダ名に入っているとエラーになります。
変更後--------------------------------------
folders:
- map: C:/work/project/
to: /home/vagrant/code
---------------------------------------------
※キーボード「i」で編集モード開始。「Esc」で編集モード終了。キーボード「:wq」で編集内容保存。
⑤SSHのキーを作成します。
Homeディレクトリに移動
cd ~/
キー作成コマンド実行
ssh-keygen -p -t rsa -m PEM
※何回かメッセージが表示されるが、全て空(未入力)でEnterキーで先へ進みます。
⑥仮想環境を起動し、SSH接続をします。
起動コマンド実行
vagrant up
起動後、SSH接続
vagrant ssh
⑦Composerを利用してLaravelをインストールします。
フォルダ移動
cd code
Composerコマンド実行
composer create-project laravel/laravel --prefer-dist source
以上です。
Chrome等のブラウザでip「192.168.10.10」を入力し実行するとこちらのLaravelホーム画面が表示されます。
※ip「192.168.10.10」については「Homestead.yaml」のip部分に設定されている値です。
最近はWEBサイトの開発においてLaravelを使う機会が増えてきました。
弊社作成の「FieldContact」や「FCT FARM MASTER」で登録したデータを参照する
「WEBビューワー」でもLaravelを利用してます。
地味に時間がかかりがちな環境構築。環境構築は時間をかけずささっと作成したいものです。
今回は必要な部分のみ抜粋して簡潔に説明しました。各コマンドの意味は
別途調べてみてください。
Laravelはコマンドで色々自動的に機能を追加できるので、今後少しずつ
紹介できたらと思います。
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