IT投資とは時間を買うこと


「時は金なり」

本当にこう言ったかどうかはわかりませんが、アメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリンの言葉です。
時間は全ての人に平等であり、どのように使うかも自由です。
しかし、本当に自分のために時間を自由に使える人はどれ程いるでしょうか?
多くの人は、学業、仕事、家事、育児のために時間を割かねばならず、また1日のうち、4分の1~3分の1は睡眠に充てることになります。
これらをやらないという選択ももちろん可能ですが、何もしなければ日々の生活もままならないし、睡眠時間を削って時間を作っても、睡眠不足は仕事の効率を下げ、結果的に仕事の時間が増えてしまい、逆に自由な時間が減ってしまったということにもなりかねません。
限られた時間を自由に使うためにも、やはり仕事の効率化がカギとなります。

 

効率化は身近にあり

以前、筆者は、義姉からこんな相談されたことがあります。
「職場でExcelを使ってシフト管理していて、そこから単価と突き合わせて労務費を算出しているんだけど、間違えるし、時間がかかるからなんとかしたい。
よっちゃん(筆者のこと)、パソコンに詳しいんでしょ?なんとかできない?」

実際にシフト表や単価表を見せてもらったわけではありませんが、おおよそ以下のような内容です。
・勤務時間がA(日勤)とかB(夜勤)とかのパターンで入力されている
・Aの単価がいくら、Bの単価がいくらと決まっている
・A、Bとパターンを入力したら、1日の合計、月の合計を自動で出して欲しい

まあ、大した話ではないですね。
実際、数分で「ここに、こんな条件でこんな関数を入れたらいいよ」ということを教えてあげたところ、
「私が月末にやってた数時間が数秒でできるようになった!」と大変、よろこんでくれました。

この話は、作業のシステム化という程大げさなことではありません。
Excelという既存のものにちょっと工夫をしただけで、貴重な時間を作り出せたのです。

 

時間を買う

この程度(と言っては申し訳ないですが)、システム化されていないということは、おそらく、義姉の勤めている会社にはシステム化されていないアナログな作業がてんこ盛りになっていると思われます。
もしくは事務関係の部署なので、特定の部署のIT化が進んでいないのかもしれません。
費用をかけて、業務のシステム化をすれば、多くの社員の自由な時間が増え、満足度が上がり、それによって生産性が向上、さらには会社の業績もよくなるのではないでしょうか。
ITへの投資は、最も大切は資源である時間を買うことに等しいのです。

読者の皆様の中に、私の義姉と同じように、何時間と言わずとも、毎日、同じ作業をしているということはないでしょうか?
自分がそうでなくても、部下に同じ仕事をさせているなと思い当たる節のある経営者の方はいないでしょうか?
もし、『うちの会社は規模が小さいからIT化するようなところはない』、『IT化はお金ばかりかかって実益がない』と思っている経営者の方がいらっしゃいましたら、自社の業務の定型作業など、もう一度見直してみてはいかがでしょうか?
定型作業はあるけど、IT化できるかどうかわからない、という場合は、当社パブリックリレーションズにご相談ください。
先の例のように、意外と数分でできるちょっとした工夫で、劇的に作業時間が減らせることもあるかもしれませんよ。

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