ここ数年、野球に関する記事やニュースを見聞きした時、以下の言葉を聞いたことはありませんか。
- フライボール革命
- ○○シフト(○○には打者の名前が入る)
これらは、全てITが活用されていく中で出てきた言葉なのです。今回は、これらの言葉からITの活用例を見ていきましょう。
従来考えられていた強いゴロやライナー性の当たりを打つのが良いという考え方と真逆で、強いフライを打つのが良いという考え方、正に革命が起こりました。この考え方をフライボール革命といいます。打者の打球速度と角度の膨大なデータを分析したところ、好成績を残しやすいゾーン(以後、バレルゾーン)を発見しました。このゾーン内で打球を飛ばす為に考えた結果、先ほどの強いフライを打つのが良いという考え方が生まれたのです。
○○シフトについて、最近だと2020年6月19日の日本プロ野球 巨人vs阪神の試合での阪神の4番ボーアに対するボーアシフトが新しい記憶にあるかと思います。この時の巨人のシフトは、サードの岡本が三遊間を守り、ショートの坂本が二塁ベース後方を守っていました。野球をある程度知っている方はこのシフトがかなり大胆であることが分かると思います。
これらのシフトは、打者の打球方向の傾向や強弱などのデータをひたすら集めて統計を取ることで考えられたものです。そのデータが多ければ多いほど、より大胆にシフトを取ることも可能です(サードが二塁ベースを守るようなシフトもあるようです)。
簡単な例ではありますが、世の中には色々とITを活用出来る場面があると思います。皆さんも身の回りを見てみると面白いITの活用例があるかもしれません。
それでは、また次回まで。
参考記事
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