イノベーションを起こそう!(連載第11回)


A イノベーションロジック

その3 どうやってILの種をみつけるか

 

2) 問題分析


 

今回から,問題分析によるILの創出を解説する。
まず、第2回に解説したILの種を探すべき領域を再掲する。



 問題分析は,図1中のB領域にあたる。この領域は,ロジスティクスに関する業務など,組織でメカニズムが確立している。
 しかしどんなメカニズムにも環境変化は訪れ,メカニズムが環境に合わなくなると,在庫の偏在や誤出荷などの問題を発生させる。これを衆知結集で分析し,解決を図ることでイノベーションを達成できる。

(1) 問題分析は関係者の衆知を結集して行う

 業務上の閉そく感があって,人によって指摘する問題が一致しないことがある。
 問題とは,その人が思うあるべき姿と現状の差だ。だから問題認識が一致することはまれだ。その人その人であるべき姿は違うし,現状の認識も違うからだ。ある人は大きな問題だと言う一方で,それほど大きな問題ではないと言う人もいる。このような問題領域について,集合形式のセッションによって,関係者の問題に対する共通認識を作ることができる。

 問題分析では,次のような問題点ネットワークと重点問題説明書を作成する。
※解像度を極端に下げているのは,この問題点ネットワークが本物のプロジェクトでの成果物だからだ。



 重点問題説明書は,問題点ネットワークの中で改善ポイントとする重点問題ごとに,その問題の状況,問題の影響。問題の原因を文章化するものだ。本稿で本物を公開することはできないが,上記の問題点ネットワーク中の一つの重点問題は,おおむね次のようなものだ。



次回は,この重点問題から創造したILを解説する。

 

つづく

 

株式会社データ総研
コンサルティンググループ
シニアコンサルタントマネージャ
大上 建 (Takeru Daijo)

 

 


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