ディスクの作成と管理
前回はコマンドラインからVirtual Machinを追加しました。
今回はVirtual Machinにディスクの追加をしてみましょう。
その前に。。。
前回作ったVirtual Machinは起動しているでしょうか?確認してみましょう。
ダッシュボードから、前回作ったVirtual Machinを選択します。私の環境では"VMCloudServer2"です。
概要が表示されますので状態を確認してください。
"停止中"となっている場合はまずVirtual Machinを起動しましょう。
Azure Cloud Shell ウインドウから
az vm start --resource-group [グループ名] -name [サーバ名]
と入力します。
グループ名を忘れてしまった場合も概要の画面から確認できます。
ちなみに停止の場合は
az vm stop --resource-group [グループ名] -name [サーバ名]
です。
Virtual Machinが起動したら、まず、ディスクの状態を確認してみましょう。
Virtual Machinのメニューからディスクを選択すると現在のディスクの状態が表示されます。
現在はOSをインストールしているディスクしかないようです。
Azure Cloud Shell ウインドウからコマンドで以下のように入力し、ディスクを追加します。
az vm disk attach \
--resource-group [グループ名] \
--vm-name [サーバ名] \
--disk [ディスク名] \
--size-gb [ディスクサイズ(GB)] \
--new
ディスク名は任意の名前(上の例では"AzCloudDisk")、ディスクサイズは今回は12GBにしました。
実行するとディスクが追加されます。
この時点ではまだディスクが追加されただけです。これを使えるように設定していきます。
Azure Cloud Shell ウインドウからVirtual Machinに接続します。
接続のコマンドは
ssh ユーザ名@IPアドレス
でしたね。
一度停止して起動するとIPアドレスが変わる場合があります。IPアドレスがわからない場合は先ほど同様、概要の画面を確認してください。
ログインしたら追加したディスクに対してfdiskを使用してパーティション分割します。
(echo n; echo p; echo 1; echo ; echo ; echo w) | sudo fdisk /dev/sdc
mkfsコマンドを使用してパーティションにファイル システムを書き込みます。
sudo mkfs -t ext4 /dev/sdc1
次にオペレーティング システムでアクセスできるように、新しいディスクをマウントします。
sudo mkdir /datadrive && sudo mount /dev/sdc1 /datadrive
mkfsコマンドで作った/dev/sdc1を/datadriveにマウントしています。
これでディスクにアクセスできるようになりました。
df -h
でドライブの確認をしてみます。
一番下に今追加した/dev/sdc1 /datadriveが表示されています。
毎回起動のたびにディスクをマウントするのは不便なので自動でマウントされるように設定します。
まず、ディスクのUUIDが必要なので
sudo -i blkid
を実行してUUIDを確認します。
UUIDを確認したら/etc/fstabファイルにマウント情報を追加する必要があります。
まず、viを使って/etc/fstabを開きます。
sudo vi /etc/fstab
viが開きますので最終行に
UUID=[/dev/sdc1のUUID] /datadrive ext4 defaults,nofail 1 2
と追記します。
viの使い方はインターネットで調べるとたくさん出てきますが
今回は
iを入力で編集モードに切り替え
Enterで最終行を追加しEscキーで表示モードに戻す
:wqで保存して終了
でした。
これでディスクの作成と追加ができました。
次回はディスクの復元などに便利なスナップショットの作成を紹介します。
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